声優

声優になるには?4つのステップ

声優の仕事をしたい!こんな夢を持ったとき、声優になるには具体的にどうすればよいのか、迷ってしまうことがあります。「

あのアニメでこんなキャラクターを自分もできたら」「まったく違う役柄で声を使い分けられるなんて」という状態から、どうすれば声優になれるのでしょうか。

声優は簡単になれるものではないものの、正しい方法を知ってそれに従ってスタートすれば、夢の世界というわけではありません。声優になるためのステップを、段階を追っていけば必ず近づける世界です。

STEP1 声優の具体的な仕事内容を知る

知っているようで知らない声優の具体的な仕事、どんなものがあるのでしょうか?声優は、声をアニメや洋画に合わせていくのが仕事とまず思われています。確かにその考え方は正しいのですが、求められるのは合わせるだけでなく演技や表現力です。

最近ではゲームキャラクターのアフレコなども、声優の仕事として一般的になっています。他にはテレビやラジオのナレーション、CMナレーション、ラジオのパーソナリティなどもやっている声優さんは多いです。さらに舞台活動、歌手活動などにも仕事内容を広げている声優さんも増えています。

アニメ、洋画、ラジオなどそれぞれどのように声優を決定しているのでしょうか。

アニメ

最も声優らしい仕事のイメージですが、求められる表現はかなり個性的な部分があります。一部のケースを除いて、オーディションによってキャスティングしていることがほとんどと思ってよいでしょう。

新人にもチャンスはありますが、どんなキャラクターなのかを把握し、その個性を監督などが求めている通りに表現できるのか、といったようにすぐに役がもらえるものではありません。

吹き替え

海外映画の吹き替えも、声優の仕事として代表的なものです。海外映画は洋画と一般的に呼んでいますが、最近ではアジア系、韓国作品などの仕事も増えています。

国によってもちろん口の動き、会話のペースなど相違が大きいので高い技術が求められるものです。

監督や音響担当、制作会社が指名でキャスティングされることが多いです。オーディションで選ばれることもあります。

ゲーム

現在、最も注目を集めている声優の仕事でしょう。アニメと同じと思われがちですが、決定的な違いはひたすらセリフを収録していくことです。アニメはスタジオに共演者がまとめて入り、掛け合いをしていくことで収録します。

ゲームはそうではありません。映像なしで、大量のセリフを一人で録っていくことも多いのです。指名で決定されることもありますが、新人対象のオーディションが見つかりやすいのもゲームの声優といえるでしょう。

ナレーション

TVのドキュメンタリー番組、報道番組、バラエティ番組などでも声優がナレーションをしていることが多いです。ラジオ、CM、施設アナウンスなど仕事は豊富にあります。

しかし、ナレーションの内容によって声をガラッと変える必要があったり、生放送があったりと簡単ではありません。

年齢を問わずできる仕事内容ですが、その分ベテラン声優が中心となっていることが多く、新人がいきなりナレーションの仕事を豊富に得られるかは難しいといえます。

ラジオパーソナリティ

声優専門学校や養成所、声優事務所などがラジオ番組を持っていて、積極的に実習していることも多いです。ラジオは台本があまりないため、アドリブ力をつけることができるので、学んでいる段階でも、どんどん出演させる学校もあります。

その後、実際に仕事としてラジオパーソナリティをやっていくなら、高い話術、一般常識など求められるものは大変多い仕事内容です。

舞台

声優でも、舞台に出演することもあります。全身での演技が必要になるため、声だけにこだわっているとよい表現ができなくなります。逆にそこで高い演技力をつけることで、声優としてさらに実力を伸ばすこともできるでしょう。

声優専門学校でも、舞台をカリキュラムとして導入しているところは多いです。逆に、舞台俳優から声優になった人も多く、実は相互関係が大変深いものといえます。

歌手

ここ最近は、声優が歌手活動をすることが一般的になってきました。タレントに近い内容が求められています。歌をレッスンとして取り入れているスクールも多く、声優がCDデビューすることも珍しくないですよね。

アイドル声優に憧れて、声優を目指す方も増えていますが、あくまでも声の仕事に付随するものと思っておいたほうがよさそうです。

STEP2 具体的に動き出そう!養成所やオーディション

声優になるためのまず第一歩を踏みだそうとするなら、養成所、専門学校、オーディションからとなります。

オーディションは、新人発掘の目的で行う場合もやはり発声の基礎などはできていたほうがよいので、養成所や専門学校からスタートするほうがよいかもしれません。

養成所や専門学校は、ホームページがあるところがほとんどですし、パンフレットなどの資料を無料で取り寄せられるところばかりです。費用や、カリキュラム、学ぶ期間などを比較してどこに通うか決定するとよいでしょう。

声優養成所や声優専門学校の候補が決まったら、ぜひ見学会や説明会に参加して、レッスンや実際の校舎などを体験しましょう!

STEP3 金銭面でのサポートなどの計画

声優専門学校や養成所に通おう!と決めた場合、学費、その間の生活費(地方から東京の学校へ行くなら家賃など)をどのように準備する計画を立てていますか?親からの援助だけで、卒業までできるかどうか、この点を確認しましょう。

なぜなら、声優専門学校や養成所のカリキュラムはハードなことが多く、空いた時間でアルバイトをするというわけにはいかないケースもあるからです。

アルバイトができる場合も、オーディション前はできるだけ休みをとって調整したい方も多いはずです。休みをとると、その分お給料も減るわけですから、金銭面での計画は大変重要になります。

社会人から声優を目指す方が増えていますが、仕事をどの段階まで続けるのか、時間の都合をつけやすいのかなども考えておく必要があるでしょう。

また、卒業=就職ではないのが声優業界の常です。むしろ卒業後、短期間でデビューできる人は一握りといってよいでしょう。卒業後にオーディションを受けながらどんなアルバイト(仕事)をする予定なのかも、在学中でもかまわないので少し考える必要があります。

声優になりたいからといって、いつまでたってもアルバイトで過ごすのはよくありません。声優以外の仕事に切り替えるときに対応できなくなってしまいます。卒業後「3年で芽が出なかったら声優はきっぱりあきらめる」など強い決意が必要です。

STEP4 デビュー後にも気を付けたいこと

事務所選びは慎重に

何をもって声優デビューというのかは、難しい部分もあります。しかしきちんとした事務所に所属すること=デビューという判断ができますので、事務所に所属できた段階でデビューと判断してよいでしょう。

「きちんとした」事務所というのは、仕事が回ってくるところです。一部の声優事務所では、「準所属」「預かり」といった名称でデビュー前段階として扱われていることがあります。

しかしそのままいつまでたってもデビューできない、経験が必要ないエキストラの仕事がたまに来るだけで数年、ということがあります。

預かり期間中にレッスン料という名目で、お金を支払う必要がある事務所もあり、この場合なら養成所と違いがないということになってしまうでしょう。

事務所オーディションでお金を集める、とにかく所属声優の数を多くしているだけ、とったケースもあるので慎重な事務所選びが求められるのです。

自分で声優事務所を探すのは、難しさを伴います。アミューズメントメディア総合学院(AMG)のように学内で声優事務所のオーディションが行われていると、安心感もあります。

最初の学校選びの段階で、事務所オーディションのところまでしっかり考えておきましょう。

自分をどう売り込むか

事務所に入って声優の仕事がポツポツと入り出した、ここで夢は叶った!というわけではないですよね。デビューはあくまでも通過過程です。売れて、仕事が切れることがない、どんどん仕事の幅を広げていける、こういった状態にまでなる必要があります。

事務所に入ることでチャンスはありますが、すべての所属声優の適正を見て、徹底的に売り込んでくれるわけではありません。マネージャーが付いてサポートしてくれる事務所もありますが、そればかりに期待していてはいけないでしょう。

事務所に所属した声優は個人事業主ですから、自分で自分という商品を売り込んでいくことが重要です。

どんな仕事の場が適しているのか、アニメならどんなキャラが適しているのか、など仕事をしていく上で自分の特性、魅力となる点を把握して、アピールしていかないといけません。受け身では売り込むことはできません。

ついてくれたマネージャーのアドバイスを受けつつ、現場で積極的な仕事ぶりを重ねることが、成長と継続につながります。

声優になるには?気になる疑問をQ&Aで解消!

Q.声優になるには年齢が関係する?

A.この回答は、イエスでノーです。というのも、一部の声優養成所や専門学校には上限年齢制限があるため、入所して学ぶという事さえできない場合があります。また、現在の声優の仕事の中には若ければ若いほど良いというのも現実に見つかります。声の質は加齢で変わっていくので、年齢を重ねることでできなくなってしまう役もあるでしょう。

それでは、年齢が高いと声優になれないのかというと、決してそんなことはありません。年齢制限なく入所を受け付けている養成所もあります。

声の特徴に応じた役柄を選んでいけば、年齢関わりなく声優デビューできた方もたくさんいるのです。ただし、発声や表現力の基礎力を身につけるために、できるだけ早く勉強をスタートするに越したことはありません。

社会人なら両立して通える養成所や専門学校を選ぶことで、すぐにレッスンを受けられる可能性が高くなるでしょう。声優になりたい気持ちがあるなら、すぐに行動に移しましょう!

 

Q.声優になるには進路は声優専門学校や養成所だけ?

A.声優になる方法の王道は、やはり専門学校や養成所ですね。しかしそれだけが、声優となれる方法ではありません。声優事務所のオーディションを受ける、役柄募集のオーディションを受けて、声優となる道もあります。

現在活躍中の声優さんも、専門学校や養成所で学んだ人も多いものの、オーディション出身、舞台出身といったケースも少なくありません。重要なのは声優を目指す気持ちと、達成できるまでの強い意志、そして発声や演技などの基礎力を身につけることです。

 

Q.声優になるにはお金がかかる?どれくらいでなれるの?

A.声優になるまでの費用がはっきりいくらとは断言できません。養成所に通えば、その学費だけでデビューできるかというとその保証はないのです。たとえば、滑舌が悪いから個別にレッスンを受けよう、演技の練習のために場所を借りよう、これだけでも学費に加えてお金が必要になってきます。

さらに、養成所や専門学校を卒業したからといって、すぐに声優デビューできるわけではありません。声優事務所が経営している養成所であっても、卒業生が全員入れるわけではないのです。厳しい学校では10%程度しか事務所預かりとならないこともあります。

さらに本当にデビューできるのはクラスで1人いるかいないか、となると養成所に入ればなんとかなるという考えでは間違いなく失敗してしまうでしょう。

減りつつあるのですが、優秀な声優を見つけるためにオーディションを行い、学費免除で学べる養成所や専門学校もあります。オーディションに通過すれば、声優になるまでの費用がほぼかからない状態でのデビューも可能になるわけです。

とはいっても大半の方は、声優としての基礎を身に着けるために学費を払って声優養成所などに通うことになるでしょう。専門学校や養成所の学費は、数十万円から200万円以上と違いが大変大きくなります。

まずは最低限でも学費を準備できるかどうか、プラスした費用(オーディション料などがかかることもあります)を学びながら捻出できるかといった計画を立ててみましょう。

専門学校によっては、奨学金を利用できるところもあるので、入学希望なら早めに準備することをおすすめします。

 

Q.声優はどのジャンルがなりたい人が多い?

A.声優になりたいといっても、志望者の人気のジャンルはいくつかあります。なりたい人が多い順にあげてみると、

1位 アニメのアフレコ・アイドル声優

2位 海外映画の吹き替え

3位 ナレーション

4位 アプリの声・ラジオパーソナリティ

となっています。

どの仕事をしたいのか、希望に応じて得意とする声優事務所を選んで入所しましょう。

アニメがしたいのに、ナレーションの仕事が中心の事務所に入ってしまうと、希望の仕事がなかなか回ってこないということになります。

専門学校や養成所などで、敵したジャンルのアドバイスをもらえることもあります。まずは幅広く学んでいきましょう。

アイドル声優やアーティスト声優は、専門の募集をかけているわけではありません。事務所の判断でアイドルとして売り出そうとなったら、声がかかるのです。

最初からアイドル声優を目指そうとはせずに、声優としての力をつけてチャンスがあればデビューしようというつもりでいたほうがよいでしょう。

声優になりたいなら今すぐスタート!

声優になるためのステップはあまり多くありません。しかし、本当に声の仕事で身を立てるためには、かなりの狭き門を通り抜けた人だけということがわかるでしょう。

しかし、基礎力を身につけ、演技を広げる努力をすることで、着実に近づける世界でもあります。声優になりたいなら、今すぐ声優専門学校や声優養成所、オーディションなどについての情報を集めましょう。