声優

年代別声優デビューへの道!社会人も通える声優養成所は?

声優になりたい!」と思う日がいつやってくるかはわかりません。社会人になっても声優養成所に入ることができるのか、逆にまだ小学生や中学生の段階でも養成所や専門学校で学ぶことができるのか、気になりますよね。

それぞれの年代でどのように声優になるためのスタートを切ればよいのか、まとめてみました。

小学生

小学生が声優になるにはまだ早いのでは?と思う方もいるでしょう。しかし、ドラマや映画でも子役があるように、声優でも子役が活躍しています。

また、声優業界の現状として若さが最大のメリットとして生かせる面があります。若いうちに目指すほうがチャンスを広げられる点は否めません。

小学生が声優になる場合も、声優養成所から声優事務所という流れが一般的です。現在小学生でも入所を受け付けているのは、日ナレ(日本ナレーション演技研究所)があります。

小学4年生から通え、土曜日または日曜日に2時間のレッスンを受けるというスケジュールです。無理なく通いやすいペースではないでしょうか。

小学生の時にデビューを果たすことも夢ではありません。また基礎的な力をしっかりとつけて、中学生や高校生でデビューすることも可能です。

日ナレ以外にも、事務所や養成所で小学生対象としているところ、子役の俳優養成所で声優の仕事の実績もあるところなどを探してみましょう。

小学生が声優になる場合は、保護者の方の協力は避けられません。声優になりたいと思ったときには、必ず保護者の方に相談しましょう。

また低年齢でデビューして、そのまま人気声優として継続している人はあまり多くありません。学校の勉強もしっかりすることも大切です。

中学生

アニメが好き!アニソンが好き!そこから声優になりたい夢を強く持つ中学生も最近では多くなっていますね。

中学生でデビューした現在も活躍する声優さんたちには、沢城みゆきさん、平野綾さん、三瓶由布子さんなどがいらっしゃいます。さらに、冨永みーなさんは小学生から声優として活躍しています。

しかし、ここで簡単に「中学生でも声優になれるんだ!」と思ってはいけません。子役でデビューして、現在も大人の俳優として大活躍しているケースはそんなに多いわけではないですよね。声優も同様に、小学生や中学生でデビューできたからといって、ずっと継続できるかどうかは別の問題です。

自分がどんな声優としてやっていきたいのか、中学生で覚悟を決めるというのも難しいですが、考えておきたい点ではあります。

中学生が声優になる場合も、大人と変わりません。声優養成所から声優事務所所属となって声優の仕事をしていくことになります。また、中学生限定でオーディションを行うこともあるので、こまめに情報をチェックしてそこからデビューを狙う方法もあります。

声優としてやるからには、「自分はまだ子どもだから」という言い訳はききません。求められているものを理解し、それに応じた演技をしていく必要があります。

声優というのはシビアな世界ですから、一度仕事があったからといってその後もずっと継続する保証はありません。自分が他の声優さんとどんな差をつけられるのか、どんな表現をできるのかを常に考えていくことになるのです。

声優一本で、と絞ってしまわず、高校や大学と並行してできる養成所を探し、辛抱強くレッスンを受けたほうがよい場合もあります。

最近では高校と並行して、大学と並行して養成所や専門学校を卒業した声優さんの活躍が目立ちます。上坂すみれさんのようにロシア語学科卒で、ロシア語を活かして声優の仕事をしている方もいます。

高校生

そろそろ進路を考えるときに、どうしても諦めきれない夢、それが声優だった場合にどうすればよいのでしょうか。高校生なら受け付けている養成所も多くなりますので、それだけ選択肢が広がります。

専願で声優を目指してはいけないわけではないですが、できれば大学も検討しておきましょう。現在活躍中の声優さんも、大学と両立しながらデビューした人は少なくありません。

また、くれぐれも「自分は声優になるから勉強しなくていい」と考えるのだけは止めましょう。声優はこれまで生きてきた人生をベースとして表現していくものです。引き出しは多いほど、自分の演技に広がりを持たせることができます。

連絡が入った当日にスタジオへ行き、その場で台本を渡され理解して演技をスタートしないといけないこともあるのです。

理解度が低い人、つまり何度でも細かく説明しないといけない人を何回も現場に呼びたいとは思わないでしょう。声優の勉強だけではなく、学校の勉強も重要なのは間違いありません。

声優として活躍する人たちは、高校卒業後に養成所や専門学校に入っていることが多いです。ただし、養成所1本でないとデビューできないわけではありません。大学や就職なども進路の候補にあるなら、両立できる道を探る方法もありますよ!

大学生

若いほどよいといわれている今の声優業界、大学生が目指すのはもう遅いのでしょうか。まず結論をいうと絶対に遅くはありません。専門学校や養成所は高校卒業程度の学力を求められるところが多いです。(小学生や中学生から入所できるところは除く)

上限年齢が決まっている養成所も一部ありますが、一般的に大学生が卒業する22歳~23歳ならどの専門学校や養成所でも、年齢で門前払いということにはなりません。また、卒業まで待たなくても、大学に通いながら養成所に通うこともできます。

現在声優として活躍している、小倉唯さん(早稲田大学)、梅原裕一郎さん(名古屋大学)なども、大学在学中に声優になっています。

30歳社会人で声優を目指すのは無謀?

声優になりたいと思ったのが社会人になってからだった、会社で仕事を始めたけれどどうしても声優の夢をあきらめきれない、こんな方は少なくありません。

声優養成所や専門学校に入ってやっていけるのか、若い学生や高校を卒業したばかりの子たちに混じっても大丈夫なのか、と不安や心配を抱えて声優養成所への入所をためらっている方もいるのではないでしょうか。

しかし、30歳社会人ならこのチャンスを逃さず、ぜひ声優になるためのレッスンをスタートするときです。実際に有名声優養成所や専門学校では、30代、35歳までの入学を受け付けているところが多いです。

40代以降の入所を受け付けていたり、年齢制限がなかったりする養成所も中にはあります。もちろん30代なら、まだまだデビューへの道をスタートできる年齢といえます。

ただし社会人から声優を目指すなら、時間を無駄にしたくはありませんよね。声優専門学校に入学し、「合わなかったから違う学校へ」「デビューできないから別の養成所へ」と転換する間にどんどん年齢は上がってしまいます。

つまり、社会人から声優養成所や声優専門学校で学ぶなら、どんなところへ通うのか、声優養成所選びをおろそかにしてはいけません。

声優養成所の選び方 どんな声優を目指すのかで声優養成所の選び方は変わる 少し検索しただけで、声優養成所、声優専門学校はたくさん見つかります。「...

社会人の方が養成所に通うなら、申し込み受付期間と入学のタイミングも忘れずチェックしましょう。毎月、年2回、4月に1回のみと養成所によって入所を受け付けているタイミングは異なります。

いつからレッスンをスタートできるのか、確かめておきましょう!

社会人経験は声優になるために活かせる?

声優は、ただ画面に声を合わせるだけが仕事ではありません。声での高い演技力や表現力が求められます。社会人経験があることで、それだけ演技に奥行きを持たせることもできるでしょう。

しかし、声は年齢が進むにつれ質が変わっていくものです。キャラクターや役柄が限定されてしまうのは避けられないことでしょう。質だけでなく、声のハリがなくなることで当てられる役が減ってしまうのもやむを得ないことなのです。

養成所や専門学校の年齢制限をクリアしたとしても、求められる声優として自分の技術や能力を高めていけるか、これがキーポイントとなるでしょう。そして忘れてはいけない体力の点にも注意が必要です。

時間通りの仕事ではない声優は、夜中まで続くこともあります。疲れたからといって、疲れた声を出すわけにはいきません。年々衰えていく体力に逆らって、なおかつ年下の年齢の声優たちに混じっても、自分の魅力を発揮していく必要があるのです。

社会人と声優は両立できる?

やはり声優として一本立ちできるかどうかが不安だから、会社は辞めたくないと考えている人もいるでしょう。社会人として安定した収入を捨てて、声優の世界に飛び込んでいく不安は莫大なものです。

養成所や専門学校では、夜間、週末、週1といったように仕事をしながら通えるコースを設定しているところも多いです。学ぶ段階では、併用できる所を選ぶという方法で、両立できるでしょう。

ただし、その後事務所に所属したり、声優としての仕事を始めたりする場合には、両立はかなり厳しくなります。現在の勤務先の勤務形態や勤務時間にもよりますが、いずれにしても簡単に休む、時間の調整をするというのは正社員である限り避けるべきですよね。

声優の仕事は「今から来て下さい!」ということもあります。「こっちの仕事があるんで行けません」という声優、ましてや養成所を出たばかりで経験のない声優に声がかかるのは考えられないでしょう。

どの段階で仕事を辞めるのかは難しいですが、養成所や専門学校に通おうと決意する時点で、仕事を辞める覚悟は必要かもしれません。アルバイトに変わる、時間の都合がつけやすい仕事に転職して様子をみる方法もあります。

声優専門学校別!受け入れ年代比較

アミューズメントメディア総合学院(AMG)

本科(全日2年制)出願資格は高校卒業以上の者(高等学校卒業程度認定試験合格者、または同等以上の学力がある者)となっています。年齢の上限は特に記載されておらず、最近では大卒後にAMGに入学する人も増えているようです。

専科(夜間・日曜)では、中学生以上から30歳未満が募集対象です。専科は実力判定オーディションの結果に応じて、自分のレベルに合ったコースを受講していきます。進級審査は半年ごとに行われるので、スピーディーなステップアップも可能です。

青二塾

高校卒業以上(大検合格者、高校卒業程度認定試験合格者)が対象です。上限年齢は募集要項には記載されていません。ただし青二塾大阪校では、28歳までの年齢制限があります。

日ナレ

日ナレの年齢制限は、中学3年生以上、40歳までとなっています。かなり幅広い年代の方が入所審査の対象者となっています。

また、日ナレは週1回クラス、週2回クラス、週3回クラスといったように自分の希望に応じた通い方ができます。高校生だけでなく、社会人の方で声優を目指したい方によい養成所でしょう。

インターナショナルメディア学院

年齢制限なし。若いうちに希望したほうがよいのは間違いありませんが、年齢に関わらず仕事ができるという考えのもと、入所は何歳まででも可能です。

81アクターズスタジオ

高校卒業程度の学力を有し、入所時点で26歳までの健康な男女に入所資格があります。養成所の中でも上限入所年齢が低めですので、志望する方は注意が必要です。

俳協ボイス

16歳から38歳までの心身共に健康な方が受付対象となっています。コースは3か月のベーシックワークショップ、6ヶ月のスタンダードクラス、6か月のアドバンスクラスの3つから成り立っています。

プロフィット声優養成所

本科、基礎科は中学校卒業見込みの者(授業開始時に中学校を卒業していることが条件)。年齢は上限なく受け付けています。年齢に応じた良さが声や演技に表現できると考えている養成所のためです。

4月生、10月生の募集となります。基礎科で1年学んだ後に、選抜で残った15名程度が本科へと進む流れです。(本科から入所することもできますが、この場合はオーディションがあります)

【参考】有名声優の声優デビュー年齢と出身養成所

「今活躍している声優さんたちって、何歳でデビューしたんだろう?どこの養成所に通ってたのか知りたい!」という方多いですよね。

人気の声優さんたちがどこで学んだのか、何歳で声優としてデビューして今に至るのか、ご紹介します。

柿原徹也

アミューズメントメディア総合学院卒 2003年デビュー(1982年生まれ)

劇場版ナルト疾風伝(クスナ)、鋼の錬金術師(ケイン・フュリー)など

ドイツ生まれで3か国語マルチリンガルというメリットを生かした役を演じることが多いです。21歳の時から声優活動をスタートしています。18歳までドイツで過ごし、帰国後定時制高校を卒業、学習院大学へ進学しています。

アミューズメントメディア総合学院は、大学生活と両立させながら通ったという経歴の持ち主です。

楠田敏之

松濤アクターズギムナジウム卒 2002年デビュー(1969年生まれ)

テニスの王子様(宍戸亮)、韋駄天翔(鮫島大牙)など

大学卒業後7年間のサラリーマン生活を経て声優になった経歴です。デビュー時の年齢は33歳とかなり遅咲きですね。

神谷浩史

青二塾東京校卒 1994年デビュー(1975年生まれ)

進撃の巨人(リヴァイ)、ONE PIECE(トラファルガー・ロー)

俳優を目指し青二塾に入所、青二塾は声優養成所と知らなかったというエピソードが知られています。声優という型にはまらない演技や幅広い役柄の演じ分けを特徴としているのは、こういうベースがあるからかもしれません。高校卒業後に声優養成所入所、1年指導のところでその後即デビューという流れです。

梶裕貴

日本ナレーション演技研究所卒 2004年デビュー(1985年生まれ)

僕のヒーローアカデミア(轟焦凍)、進撃の巨人(エレン)

声優養成所に入所してから事務所に所属したのではなく、事務所が開催するオーディションに合格して養成所に通うことになったそうです。本格的なレッスンを始める前から、飛びぬけた部分を持っていたのでしょう。

茅野愛衣

プロフィット声優養成所卒 2010年デビュー(1987年生まれ)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない(本間芽衣子〈めんま〉)、がっこうぐらし!(佐倉慈)

人を癒す仕事をしたいという希望をもともと持っていた茅野さんは、美容関係のリラクゼーションの仕事を経験後、声優になりました。美容の仕事を続けて学費を貯めながら、養成所の週1回レッスンに通いデビューを果たしています。

佐倉綾音

日本ナレーション演技研究所卒 2010年デビュー(1994年生まれ)

僕のヒーローアカデミア(麗日お茶子)、夢喰いメリー(メリー・ナイトメア)など

中学生時代の劇団所属後、ボイストレーニング講師のアドバイスに従って声優を目指すようになりました。幅広い役柄ができるため、「このキャラもあやねるなんだ!」と驚くことも多いですね。

加藤英美里

アミューズメントメディア総合学院卒 2004年デビュー(1983年生まれ)

魔法少女まどか☆マギカ(キュゥべえ)、ログ・ホライズン(アカツキ)など

高校の時に、のちに共に声優となる鹿野優以と声優専門学校の見学に行き、入学を決めたエピソードがあります。幅広い年代の女性役を演じ分けられ、さらに少年役も担当できるのが特徴です。性別や性格の違う双子を一人で演じ分けたこともあります。

声優に年齢は関係ない!でも覚悟や努力は必要

極論を言ってしまうと、何歳でも声優になれるのは事実です。専門学校や養成所選び、事務所選びをすれば年齢を問わず学ぶことはできるでしょう。しかし、現状の声優さんたちは若ければ若いほど良いという中、切磋琢磨して日々過ごしています。

社会人から声優になる場合は、他の年齢よりも覚悟が必要です。また、声の変化などに対抗する努力や体力キープも求められます。